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庄子 哲雄*; 中島 甫; 辻 宏和; 高橋 秀明; 近藤 達男
Corrosion Fatigue; Mechanics, Metallurgy, Electrochemistry and Engineering, p.256 - 286, 1983/00
原子炉一次系を近似した高温水環境によるき裂成長の加速におよぼす材料のミクロ組織と降伏強度の影響ならびに割れの加速機構を明らかにするため、SA533B鋼をはじめとして、SA387,SA542,SA543,JIS,SPV,46QおよびAISI4340鋼について疲労試験と低歪速度引張試験を大気中と高温水中で実施した。疲労試験では材料の降伏強度が高いほど環境によるき裂成長の加速が生じ、さらに加速の程度は応力比が0.1より0.5のほうが著しい。低歪速度引張試験においても疲労試験の場合と同様に材料の降伏強度が高いほどき裂成長の加速及びJi値の減少が著しい。さらに大気中における時間ベースのき裂成長速度を横軸に、高温水中における時間ベースのき裂成長速度を縦軸に取ったき裂成長線図を用いて疲労試験と低歪速度引張試験により得られたき裂成長速度を比較し、両者の間に良い対応関係のあることがわかった。
中島 甫; 近藤 達男; 新藤 雅美; 鈴木 正彦*; 高橋 秀明; 庄子 哲雄*
JAERI-M 9037, 35 Pages, 1980/09
BWR一次系を近似した高温高圧水中で原子炉圧力容器用のSA533B鋼に繰返し荷重を与えたとき、腐食疲労効果によってき裂成長が促進されるとともに、それに伴って放出されるAE(アコースティック・工ミッション)も腐食疲労特有のものが検出されることを見出した。このAEを明確に把えるために試験片と荷重ピンの間の摩擦Iこよるノイズ等の障害をのぞき、適切なフィルターを用いた。検出された信号をスペクトル解析した結果、高温水環境下の各荷重サイクル毎のき裂成長に直接対応した信号が検出可能となった。一サイクル当りのAEエネルギーの累積とき裂成長速度の間には、両対数で直線関係の成立することが経験的に確かめられたので、AEエネルギーからき裂成長速度を精度良く推定できることが示された。この種のAEの検出法を稼動中の原子炉プラントの連続モニタリングに用いる可能性についても述べた。